【in戦国時代】

《真田十勇士の内のある五名side》


シュッ、シュタッ、シュンッシュンッ、シュタッ、シュバッ。



森の木々の枝を素早く駆け抜ける男達が五名。


その男達は忍び装束を着ている。





駆け抜けながらも話す俺達。


「なぁ、佐助。

お前、幸村様に褒美貰ったのか?」


「ん?あぁ、確かに頂いたぜ?

五右衛門のたらしと違って、ね♪」


「あぁん?一言余計だ糞餓鬼ッ!!」


「こらこら。五右衛門に佐助もやめなさい。

そんなことしていると

幸村様に叱られますよ?」


「…………。幸村様は優しい御方だがな。」


「…………………………。どっちも糞餓鬼だろ。」



この会話で一番上、三番目が

女たらし&俺様で有名な 石川五右衛門。

銀色のさらさらな髪を持つ、長身的な男。



二番目が、真田十勇士の中で一番幼い

まだ餓鬼な 猿飛佐助。

金髪の天然パーマの髪を持つ、小さめな男。



四番目が、真田十勇士の中で一番歳が上の

優しい紳士的な 服部半蔵。

藍色の腰まである髪を高い所で結っている男。



五番目が、信頼した者しか従わない

女嫌いな 風魔小太郎。

薄いオレンジ色をした短髪の髪を持つ男。



六番目が、無口&無表情の

腹黒な 霧隠才蔵。

赤色の肩まであるさらさらな髪を持つ男。





この五人は、真田十勇士の中でも

優秀な忍だった。






今は主である真田からの銘を受け、

任務の為に移動中だ。














───でもまさか、こんないつもの光景すら

見れなくなるなんて、この時の俺達は、





思ってすらいなかった───────