「だりぃ………」



そんなそっけのない一言で始まる一日



「蘭坊っちゃん朝ごはんですよ」



「あっ……おはよ高田」



「今日は高等部の入学式ですよ


新しい制服はかけてありますので」



「ありがと」


俺はこのうちが嫌いだ。


金があっても家族が揃うことのない





やっと会えたと思っても



両親は仕事ばかりで


信頼できるのも



小さい頃から親代わりとして



育ててくれた


兄貴と執事の高田とか………



あとは学校の友達だ。


今日の朝飯は俺のすきな



オムライスだ。



「よかったな♪蘭の好きなオムライス


じゃん♪」



「兄貴だって好きだろ。」



「まぁね♪」



兄貴は仕事はしてるが



いちよう俺の尊敬する魔法使いだ。



「今日から高等部か?頑張れよ」



「ん。がんばる」


俺は当たり前に家をでて



車に乗る


そして学校に向かった。