「めぐっっ!好きだっ!」

玄関の前に立っているめぐに叫んだ。


俺に気づいためぐは、ゆっくりと顔をこちらに向けてにっこりと微笑んだ。


「あ、おはよう。なっちゃん。今日も朝から元気いいねぇ」


めぐの肩まで伸ばしたストレートの髪が、風でさらりと揺れる。


そして一言。お馴染みの言葉を口にする。


「めぐもなっちゃん好き~!幼なじみだもん♪」


と。