午前四時三分。 綾介は熟睡とはいかないまでも、 眠っていた。 他のクラスメイト達も、 きっと、眠っているだろう。 四時四分。 ♫ピロロロロン♫ 綾介はゆっくりと 閉じていたまぶたを開けると、 起き上がり、携帯を手に取る。 月の光が、 カーテンを通って 窓から差し込んでいた。