「レイン様!」




ノックもせずにレイン様の部屋に入った私。


中には当然、レイン様がいて初めて会った時のような雰囲気がした。



怖い・・・。


最初に思った感想と同じだった。




「どうして、ここに来たの・・・?」




鋭い目で見られてビクッと反応してしまう。


だ、駄目です・・・。



言いたいことは言わなくちゃ伝わらないです。




「レイン様に話があって来ました。」

「俺はないよ・・・。」

「私はあります!」




お互いが一歩も引き下がらないこの会話。