思ったんだけど。。。

アイツが私を彼女って言ってくれるのは
嬉しい。

でも、告白されてないんですけど。

つまり、私から告白しなきゃいけないー。。。

好きなんだからー。。。

『梨ー花 上条君とどーなの?』

『その調子じゃぁ好きだけど難しい
みたいだねぇ』

『愛流菜、渚。。。』

『梨花のおかげでウチ、
明鐘と付き合えたんだぁー』

『嘘!?おめでとう!!』

『梨花も頑張りなさいね!』

『あ。。。ありがとう』

こんな優しい友達がいるんだもんね。

頑張って。。。みようかな!


『あ、あの!上条 奏多いる?』

ザワッ

『あ。。。梨花!』

女の子と手を繋いでるー?

『誰?梨花って。。。』

『あー。。。遊び相手の?』

ズキッ

1人の男子の声が胸に響く。

『上条。。。?』

『梨花。。。』

反論しないの?

どうして手を繋いだままなの?


ツゥー


涙。。。泣いちゃったんだ

『梨花!?』

『馬鹿。。。』

ダダダッッ

どうして。。。



あー。。。走ってたら無意識に来ちゃったんだ。。。

ここ家じゃん。

『ただいま。。。』

『梨花!?何でこんな時間に?』

家に入ったら勢い良く奥の部屋からお母さんが出てきた。

涙のせいで目が赤く充血している。

『あなた。。。何で?』

お母さん。。。心配してくれるの。。。!?

『習い事は?部活は。。。?
今日はテストじゃなかったの?』

傷ついた心が深く音を立てて震える。

そっちの心配なんだー。。。


『いい加減にしなさい!!』

どうしてー。。。


褒めてくれないの?。。。

強いよ。。。私 もう充分強くなったよ?

『もう。。。いいよ!!!』

『梨花!?』

ダダダッッ

それでも、私のお母さん?


もう。。。どうしたらいいの?