運命の人に出会い、私は。。。


『アァァ。。。アァァ!!!』

ガンッ


『先輩!本気出さないで下さいぃー』

『これくらいの技が受けられなくてどうする。練習だ!練習』

全く変わらず、いつも通り練習してます。

『よし!朝練終了。午後練は、外周7周だ!』

『ええぇー!?』

『今ええぇー!?って言った奴は外周14ね。』

『先輩ー勘弁してくださいー』



昨日の運命の出会いは。。。

本当に恋だったのか。。。

あの後。


『送ってくよ?』

『あ、あの。。。二重人格なんですか?』

『よく言われるけど。。。
怒ると言葉遣い荒くなるんだよね』

『あ、あの助けてくれてありがと。。。!』

『おぅ!じゃあなー』

笑顔で手を振って走ってった。


『もう、会えないなら意味ないじゃん。』

ガララッ

ため息混じりに教室のドアを開けた。

ギューッ

『き、キャーーーー!?』

ガシャン

持っていた剣道の道具を落としてしまった。

だ、誰!?

イキナリ抱き着くなんてー。。。

『よっ!萩原』

ーーーーーっっ

『かっ。。。上条 奏多!?』

ウチの制服着てる。。。

な、なんで!?てゆーか。。。

『まず離れて。///』

『あ、ごめんね』

男に抱きつかれたの初めてなんですけどー。。。

『てゆーか、何で?ウチの制服着てー。。。』

『俺、隣のクラスだけど?』


は?隣?

『キャーーーー!上条くんじゃん!』

『愛流菜!?』

『おぉー。サッカープロ級のモテ男
上条 奏多じゃーぁん』

プロ級!?

『噂になってんだー!俺。嬉しいなぁー』

『何?梨花知り合い??』

『え?う、うんまぁ』

『知り合いじゃなくて!
俺らカレカノだから☆』

。。。!?!!!

『えぇぇぇーー!?!?』

『ちょっ。。。上条 奏多!!』

カレカノ?付き合ってるって事?

『嘘つかないでよ!』

『。。。嘘だとしてもこれから本当にするから』

彼は優しいウインクをした。

『嬉しいぃぃー梨花に彼氏がぁぁ』

『渚!!』

『よろしくな?梨ー花★』

『な、何名前呼びしてんの!?///』

『あ、照れてるー!俺の事も名前でいーよ!』

キンコーン

『あ、チャイム。またねー梨花!』

な、な。。。何なの!?!?

『梨花ぁー詳しく教えなさいぃー』

『。。。何が何だかわからないっつーの!』