すると突然、ドアをたたく音が聞こえました。


どうやらやっと継母が来たようです。


白『どちらさま?』


継母「やあ、お嬢さん。ここにおいしい
  リンゴがあるんだか勝っては
  くれないか?」


ニヤニヤした笑みで話しかけてきます。


白『悪いですけど、うちにそんな余裕は
  無いです。第一怪しすぎるわ。
  今時リンゴを売り歩くなんて。
  聞いたことがないわ。訪問販売なら
  お断りします。ただでさえ詐欺見たいな
  ものなのに。』


継母「そ、そう言わずに買っておくれよ。」


白『嫌だって言っているでしょう?
  警察呼びますよ?その年で刑務所は
  嫌でしょう?さっさと立ち去った方が
  身のためですよ?それに今時そんなの
  もうからないわよ!転職したほうが
  いいのでは?』


継母は言い返すことが出来ず、突っ立った


ままでした。


白『用がないなら帰っていただけません?
  私忙しいんです。あなたとちがって。
  家のことを任されてるんです。
  それでは。二度とこないでくださいね。
  迷惑で邪魔なだけなので。』


バタンッッ!


音を立ててドアが閉められてしまいました。


継母「……………………。」


継母は仕方なく毒リンゴを端のほうに


置いていきました。


継母「なんで私が恥をかいたみたいに
  なってるのよ!!!」


自分の目的も忘れ帰って行きました。