「はぁ……やっぱ最高だなぁ…」
どの角度から見てもカッコイイ。
ため息交じりにデレデレと頬を緩めていると
「瑠依、あからさますぎる」
同じスタイルで肩を並べていた友人、田嶋さくらがあたしのほっぺたをつねった。
「――えっ!?」
「だって瑠依の目から好き好きビームが出てるもん」
…好き好きビームかぁ…。
グラウンドの隅っこで黙々と球を投げ込む彼を見ながらあたしは頷いた。
「確かに出てるかもねー」
自覚はある。
見過ぎだと思う。
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