次の日の朝練。


今日もまた私の方を見てくる昴。


今日はなぜか意識してしまう…。
意識したらバスケに集中できない。
先生に怒られちゃう…。
でも、意識してしちゃって昴の方見て目が合う。



その日の帰り。

「あっ、難波ちゃん…!」

「はい…?」

振り返ると昴がいる。

「もしよかったら…… 一緒に帰ろ?」

「え、あ、はい…。」



「好きな人とかいるでしょ…?」

「いませんよ!」


「じゃあ…さっ…」


「俺と付き合ってくれないかな…?」

「えっ?
でも、相川先輩って優先輩と付き合ってるじゃないですか…」

「優はもう好きじゃないんだ。」

「えっ…?」

理解ができない。
混乱する私の頭。


「俺は、優じゃなくて七美が好きなんだ。七美だけを見ていたい。」

「……。」

固まって何も言えない私…。









「俺と、付き合ってください。」


そういえば、少し意識いていたのかも…
私も、相川先輩のこと好きなんじゃないかな…?
これは、ただの思い込みかな…?

頭の中で迷いが生まれる。




「はい…/// よろしくお願いします。」

結果はOK。
これで、良かったのかまだ迷ってる。

「ホントに?ホントにいいの?
俺、エロいよ?」

「大丈夫です。
相川先輩は私でいいんですか…?」


「俺は、七美がいーの!」

えっ… こんなこと言われたことない…
なんか、すっごく嬉しい…。


「私も、昴がいーの。」

「ぉう!笑笑」



それから、家に帰っても私たちは
メールし合っていた。