ミーン…ミーン…

夏…それは俺が一番嫌いな季節。
まぁ、嫌がっても必ず訪れるけど…

俺は、高校1年の松下 翔 (まつした しょう)

今は、夏休み真っ只中。

「なぁー、翔っ!あぢーよっ!」

「いや、知らねーよ」

今は、こいつ…
相葉 雪夜 (あいば ゆきや)とゲームセンターにきている。

「つーか、なんでそんな汗かかねんだよ〜羨ましすぎだぜ〜」

「俺に聞かれてもわかるわけねーだろ」

「お前のことだろーっ?」

そう、俺はあんまり汗をかかない…。
ま、そんなことを言ったところで何もないんだけどな…

「あれ?翔くんと雪夜くんじゃないっ?」

「あ、ほんとだっ」

少し、遠くの方で俺たちの話をしている女子を見つけた。