美緒side



あれから、風斗くんは本当に話しかけてくれない………



それどころか、完全に避けられてる。




本当に私の事はどうでも良かったのかな?



「はぁ…………」



今日もまたため息。


「美緒?元気だして!!絶対なんかあったんだよ!!」



こんな私を励ましてくれる愛香。



本当にいい友達をもって良かった。



「ありがとう。でも多分小学生の時は、気まぐれだったんだよ…………」




うん。きっとそう。



「そんな事ないよ!!私が言ってあげる!!」




「いいよ!いいよ!そんな…………」



愛香にまで迷惑かけられない………


「そろそろ、帰ろっか?」


愛香は、まだ何かいいたそうだったけど、私はそれを遮った。