豪華な豪邸の、ある一室。




その部屋は、壁紙、絨毯、家具。



部屋にある、全ての物が豪華だった。




大きな窓からは、今が一番綺麗に見える薔薇が咲き誇っている。


豪華なベッドの上で、顔立ちの整った高校生くらいの青年ーーーーーーーーーー西園寺 惟人がつぶやいた。




「莉笑……………」




すると、部屋の隅に立っていたメイド姿の女性ーーーーーーーーーー水無瀬 莉笑が、青年の横たわっているベッドまで歩み寄った。





「何でしょうか?惟人様」