オフ会の日にショウゴに言われて以来、私は天気予報を欠かさずチェックする様になった。

雨が一体何を意味するのかは分かっていないが、確かにオフ会の日も雨が降っていた…



週明け…
学校に行くと、校門を抜けた所で少し前を歩くリサ…佐伯さんを見付けた。

私は後ろから駆け寄ると肩を叩いた。

「おはよう!!」


学校の外で、しかも偶然オフ会で一緒になり同じ恐怖体験をしたとなれば、嫌でも親密度は高くなる…

ハッとして振り返った佐伯さんは、今まで私に見せた事のない笑顔を見せた。

「おはようアユ…
あ…小町さん」

「ははは…
面倒だから、もうアソコと同じ名前で呼ぼうよ。
学校でだけ、さん付けで呼ぶのも何か変じゃない?」

「それもそうだね~」


私達は校舎に入ると、階段を上がりながら昨日の事について話をした。

リサの意見を聞きたかったし、ショウゴが言っていた事も話しておきたかったのだ。


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