「正直に答えて?莉乃、もしかして三浦と何かあった?」

放課後、あたしの席にやってきた翔は真剣な顔をしながら問いかけた。

唐突に翔の口から出た三浦君の名前に心臓がドクンッと震える。

「えっ……?どうして?」

「白石に聞いた。今日、三浦と一緒に教室出て行ったって」

「好未に……?」

「あぁ。白石が『莉乃、三浦君に告白されてるかも』って言ってたから気になってさ」

「あ……えっと……」

確かに三浦君には少し前に告白された。

だけど、今問題なのはそれじゃない。