《梨々華SIDE》

時が経つのは、早くて、今年、悠哉くんは高校受験生です。

季節は十月。

悠くんは、学会があるみたいで、一ヶ月くらい、地方にいってるらしい…。

悠華ちゃんは、中学一年生。
悠梨ちゃんは、小学二年生。

今日は、日曜日ということもあり、私は仕事がお休み。

悠哉「母さん。体調、悪いんじゃないの?寝といたら?」

悠哉くんは、優しくていつも、私の心配をしてくれる。

受験生なのにごめんね。としか言えない。

梨々華「大丈夫よ。」

悠哉「母さんの大丈夫は、大丈夫じゃないから、受験生でも、俺は、ちゃんと悠華と悠梨の面倒見れるから。」

梨々華「ありがとう。」

私は、悠哉くんの言葉に甘えて、寝ることにした。