………………………カチッ


2時だ
行こう

パーカーのフードをかぶり夜の街へ出かける

雅竜の事だからきっとどこかに下っ端ぐらいはいるだろう

ドカッ
バキッ
「うっ…」


あ、遠くでケンカの音する!!!
行ってみよう♪


コツコツコツ

私のヒールの音が静かな夜の街にひびく


角を曲がったところへやっぱりケンカしていた奴らいた


「ねぇ」

声をかけたらそいつらはビックリしていた

「あぁ゛?」

不機嫌そう…
ま、明るいやつはいないわな

「あんたたち雅竜?」

 
そう言ってみた


「だったらなんだよ?」

ビンゴ♪

「倉庫の場所教えてくれない?」

ダメ元で頼んでみた
これで教えたらバカなんだけど…
そんな奴いないよな


「いいぞ、倉庫ぐらい」

「はっ!?」

「なんだよ、お前が頼んだんだろ?」

いや…そうだけど…
そんな簡単に倉庫教えていいの?

「ついてこい」

バカなのかな?こいつら

心に残る疑問を無視して、私はその男についていった