いつだって私は、夢に向かって頑張るきみをいちばん近くで見てきた。 他愛のないことでもおなかを抱えて笑いあえる時間がしあわせだった。 だから、きみがどんどん遠く離れていって、いつかここから見えなくなってしまっても、心だけは変わらずきみに寄り添っていけると思っていた。 でもね。本当は、 いつの間にか目の前に差し出されていたガラスの靴が、私には少し窮屈であることも。 ちゃんと、わかってたんだ。