物心つく前からずっと好きだった。


いつも笑っていてくれる俺の幼馴染み。


どんなに意地悪してみても最後には笑ってくれる。




けれど、アイツには好きな奴がいる。


放課後の教室で聞いてしまったあの言葉…。


『――――なのっ!でも最後は優しくて…、いつかちゃんと気持ちを伝えたいんだ///』


それを聞いてから毎日アイツと登下校している。


今までも一緒に登下校はしていた。


でも、付き合うまでの時間は少しでもアイツといたい…。


登下校だけでも二人のだけの時間が欲しかった。