「…いっぱいいるね。」

「えぇ…。そうね。私が家の仕事をするときと同じくらいいるわね。」

私が話しかけると、葉月はそう返してくれた。

葉月が仕事をしている時と変わらないということは、かなり数が多いのだろう。

どこから倒せばいいのやら。

「─チッ。アイツらを倒すのかよ。面倒くせぇ。」


龍樹がそう呟いた。やる気ないな。

「まぁまぁ。津瀬部に入った以上は仕方がないんだよ。俺も始めは面倒くさかったから。」

すっかりやる気0の龍樹をフォローする宇宙先輩。

「─そうですか。」

龍樹はそう言うと、少し考えてからニヤリと笑った。