-麗華side-

「─ついたぜ。」

煌太の言葉で顔を上げると─。

「「生徒会室…?」」

─そう。そこは生徒会室だった。

「入りましょうか。」

そう言った優翔はスタスタと生徒会室に入っていってしまった。

後に続いて、私たちも中に入ると中にはセキュリティがついているドアがあった。

「知ってるか?地味ブス子。ここまでしか一般生徒は入れねぇんだ。─知ってるわけねぇか。地味ブス子の分際で。」

龍樹がどうでもいい情報を教えてくれた。

けどさ─。

「毎回毎回、地味ブス子地味ブス子うっせぇんだよ。金髪ナルシスト。」

私も我慢の限界だった。