この世界は混沌で満ちていた。 この世界には、神と呼ばれる混沌を司る妖がいた。 それはけして解いてはいけない封印。 その巨躯を深き水底に沈め、龍神は自らの混沌の力を嫌う。 微睡みの中。龍神は永遠に永き眠りから覚めることはない。 そう、誰もが思っていた。本人でさえ。 しかし。それを覆す物語が、今、幕を開けようとしていたーーーーー