「あー、疲れた……」

神宮から告白された後も、
あたしはちゃあんと真面目に授業を受け(ているように見せかけていただけ)、

寮に帰宅すると、
あたしはベッドにダイブした。

柔らかすぎず、硬すぎずちょうどいいベッドは、あたしの眠気を誘う。

「ふぁ~……ねむ」

今日はなんか、いろんなことがあったな……

数学の秋田(クソジジィ)はいつも通りうざかったし。

男装はめんどくさいし(いつもだけど)。

それに、神宮に告白されるし……。


くぁっとひとつ大きな欠伸をする。
だんだんと、瞼が重くなってきた。

「…………も……無理……」

あたしはそのまま意識を手放した。