あの日から、数日後。あの日から隆太君からずっとメールと電話がきてた。

だけど、私はメールもみないで。電話にもでないで休日を泣いて泣いて…泣いて過ごした。


今日は月曜日。休日に泣きすぎた私は、頭がクラクラしていた。

「優未ー!早く学校行きなさい!」

「はーい!!」

お母さんは私に、休むかい?と心配してくれたけど私は、休まないって言った。

だって逃げてばかりじゃ、ダメだから。

私は靴をはいて玄関から、お母さんに叫んだ。

「行ってきまーす!」

「行ってらっしゃい!」


私は、鍵をかけて、歩道を歩き始める。

「…………」

やっぱり、隆太君と学校で会うのかな。当たり前か…。


「気まずくさせたのは、私なんだから」

今更、くよくよ悩んでたって……。意味がないから…。

「……頑張ろう…」

まずは、避けないように。で、慣れてきたら挨拶。…それで、慣れてきたら会話して…。


そっか……。私のせいで、いつも通りだった事が、出来なくなるんだもんね……。


「バカ、私の大バカ……」

私は、自分を責めながら、学校へと嫌々行った。
だけど私が、勇気を持って学校に行くと。運悪く……。


「えーと、今日の休みは。田村だな」

担任の先生曰わく。隆太君は、風邪でお休みだそうです。

「…あー。魔美村!お前、田村の家にプリント届けてこい」

「……………」

「魔美村!?聞こえなかったのかー?」

「……あ、はい!…わ、わか、分かりました」


私にとって、衝撃的過ぎて少しだけ思考停止になる。

なんで、よりにもよって私が。気まずいっつの!クソハゲ!

あ、先生ごめんなさい…。

「んじゃ!HRを終わる」

「きょーつけー。れー」

……隆太君の家に行くなんて、久しぶりだな……。

一緒にゲームもしたり。カレー作って、一緒に食べたりして……。


「魔美村ー!これ、もう渡しておくからなー?!忘れんなよー」

「あ、はい……」

担任の先生に、プリントを貰って、私は一息ついた。

でも、まだまだ衝撃的過ぎな出来事は、数分後に起ころうとしていた……。