ケータイ小説 野いちご

銀髪姫と不良幹部

この長さ…電話か。


「え…っと、このシンプルな曲は財閥専用のやつか」


私は携帯を二つ持っている。


族専用と財閥専用の携帯を。


そして私は族の時と財閥の時とでは口調を変えている。


簡単に言うと、表と裏の顔みたいな感じだな。


「はい、依亜です」


『あ、依亜?』


この声はお母さん?


でも何で元気ないんだ?


いっつも40代には見えないくらいはしゃいでんのに。


「お母さん?どうしたんですか?」


『あのね?実はおじいちゃんが倒れたの…』



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