“依亜side”


「ん…っ」


ここ…は?


ゆっくりと体を起こす。


見渡す限り、真っ暗な部屋にいるみたいだった。


真っ暗…。


どこかの倉庫か?


「っ…」


そうだった。


お腹を殴れたんだっけ。


すっごく痛いんだけど。


てか、この私が殴られるとはな。


ちっ、油断禁物ってか。


「目覚めたか」


光が部屋に差し込んだ。


光の方を見ると、眩しい光に目を瞑る。


げ、眩しっ。


早く閉めろよ。