ケータイ小説 野いちご

無口なキミにあいらぶゆー

第2章
女ともだち



side龍牙



ここ二ヶ月、俺は付きまとわれている。


「龍牙ーっ!」


放課後、校門を出ると、毎日突然抱きついてくるこいつ。


「また来たのかよ」

「毎日くるもん」


そう言って、今度は腕を絡めてくるコイツ。


遠藤 千愛実


はっきり言って、結構ウザい。


だから俺は


「ウザい。離れろ」


って、ハッキリ言うんだけど、



「今からどこ行くの?」


こいつは聞かない。



ストレートに自分の気持ちを俺にぶつけてくる。


毎日こうやって押しかけてくるし、人目を気にしない。


せっかく学校のウザい女達から解放されたと思ったら、今度はコイツが待ってる。


「龍牙?」


返事をしない俺が不思議に思ったのか、顔を覗きこんできた。


「……どこだっていいだろ」


俺は絡まれていた腕を振り払った。




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