俺、新垣春には好きな奴がいる。


そりゃあもう可愛いしモテるし。

頭も良いし、完璧なのに運動出来ないとこがツボ。

タイプまっすぐドストライク。


だから俺はそいつに並べるようにすごい勉強するし、

なんでも出来るように。

全てそいつのために努力した。


だけど俺はどう足掻いても今すぐにはそいつの恋愛対象にすらなれないことが最近判明した。


彼女は小さい。

華奢なのもそうだけど学年の女子で一番背が低い。

いや、そこも可愛くてタイプ。


でも、

俺、新垣春は。