私の名は七瀬風菜。

新聞記者として活躍する反面、本当はある重要任務に就くSP。

主に諜報や現場検証を担当していた。

そして私はある男性を追っていて、その人の名は通称「クロード」。

推定年齢20歳、素早い身のこなしと極めて狡猾な頭脳、それにどこで身に着けたかわからない無数の技能、はっきり言って天才だった。

どこの組織にも属さない謎の黒い影、クロードは、私の諜報網を欺くかのように姿を現し、次々と難事件を解決していった。

最初は憎たらしかったけれど、私は何処かで彼のことを気にかけていたような気がした。

クリスマスの夜、彼が仕事以外で私の前に現れて、初めて優しい言葉をかけてくれた。

その3時間後、私は・・・

私は彼に銃を向けていた。