「 好き… 悠真くんが好き 」


俺の目の前には大学で同じ講義を受けていて、何人かグループのように仲が良くて大概一緒にいる奴らの中の一人…
彼女は 晴野 玲。

玲に告白された俺は 瀬尾 悠真。

俺の両脇にはいつも佐川と村澤、叶美と亜弥と玲が後ろにいる。

みんな仲が良すぎてか、くっつきそうに見えても、案外くっついたりはしない。

だから、玲が俺を特別な目で見ていたなんて気づくはずがなく、ビックリだった。

玲は、俺の何がいいんだろう。

玲は可愛い、叶美や亜弥は綺麗なタイプでこの三人すら微妙に噛み合ってはいない。
服装を見ればわかることだ。