桜蝶に転校したことがバレた日から1ヶ月半が過ぎた。

あの後、桜蝶のみんなとは何事もなかったかのように過ごしている。

ま、最初は少しぎこちなかったけど。


遂に夏休みに入り、今日は1日目。

夏休みの間は寮ではなく、家で過ごすことが決められている。

るーちゃん曰わく、たまには家族と過ごしなさいってことらしい。


それにしても、
眠い…。


瑞希「ふぁ~。」


今は龍王の倉庫。

ソファに座り、大きな欠伸をしている私に昴がたずねてきた。


昴「眠いの?」


目をこすりながら頷いた。


翔「寝てても良いですよ?」


目線をパソコンからこっちに移しいった。

瑞希「いや、大丈夫。」


今は、絶対に寝ない。
今寝たら絶対朝まで寝てしまうから。


剛史「なぁ、まだか?後何分?」


克「まだ。後20分。」