私は神崎さんと、誰かがしゃべっているのを遮ってシャッとベットのある個室のカーテンを明けて涙声を隠すように小声で言った。

「もういい。神崎さん」
「!?お前……っ」
神崎さんと喋ってたのは元カレの拓夢。

「もうやめよう。うそカノ。どうせ別れるんなら付き合っててもい見ないじゃん」
「ちがっ……おい!待てって!」
私は泣きながら保健室を出てった。
バタバタと廊下を全力で走りながら。