ケータイ小説 野いちご

ANNIVARSARY〜RE:いつかのメリークリスマス〜

9月21日

鼻をくすぐるニオイに刺激されて目を開けたら、さっきまで誰もいなかったそこに大好きな背中が見えた。

「あ、あれ?フー?なんで?いつ帰って来たの?」

慌てて体を起こしたら、体の半分がちょっと痺れていた。

うわっちゃー、やっちゃった。いつから寝ちゃったんだろ。さっきまでフーが帰って来るのを起きて待ってたのに。

ソファで変なカッコで寝てたせいで体がカチカチになってる。体を伸ばしたいけど、なんか変なトコがつりそうな予感がしてできない。…けど、やっぱり伸びたい!

そう思って思い切り背中を伸ばしたら、やっぱり。

「あ、イタ…イタタ…」

つったね。痛いね。わかってたけど、だけど伸びた分は気持ち良くもあったりして、なんかヤバイかも。このイタ気持ち良いはヤバイかも。なんて私が笑っていたら、いつものフーの言葉が投げられた。

「馬鹿か、お前は」

「えへへ、おかえりなさい」

ようやく体を動かせるようになった私はソファから足を下ろし、キッチンにいるフーの傍まで歩き出した。

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