キーンコーンカーンコーン


チャイムが放課を告げる。




「ふー」


手を組んで背伸びをしてしまう。


久しぶりの学校で少し疲れたよーぅ。



ガヤガヤとしている教室。

人はなかなか立ち去らない。



…ん?みんなこっち見てる…?


気のせいか。

あたし自意識過剰だね。




「神崎」


担任の先生に声をかけられた。

皆の視線があたしと先生に集まるのを感じた。


「今から競技場へ移動しろ」


「なぜです?」


あたしは首を傾ける。


うーんと…何かあるんだっけ?


あれ、何だっけ?


あたし、先生の話を全然聞いてなかったや。