「え………?」


今の、何…?


まさか、ワイバーンが爆発したの…?




ワイバーンが飛んでいたあたりのところで、爆発の煙が漂っていた。




ねぇ、嘘だよね!?


ワイバーンが爆発したわけがないよね!?


だって、あのワイバーンの長だよ!?


ワイバーンがそう易々と倒れるわけがないよね!?


そうだよね!?




黒くて大きな物体が煙の中から落ちてきた。


ドカーン、と静かだったところに音が響く。



隊員達の顔を見ると、皆青ざめていた。

それが、あたしに本当だと言った。


でもあたしは信じたくなくて。



「ちょ、ちょっと由良どこに行くの!?」



あたしは気が付いたら飛んでいた。

そして、物体が落ちたあたりの場所まで向かっていた。