カフェで朝陽くんたちと出くわしてから3日が経った。



「気にしすぎだって!!来愛!」


「麻耶ちゃん……でも……」


「あんなの、ただのやっかみよ。『ウザい』だなんて
靴箱に紙を入れることしか出来ないヤツなのよ!
弱いやつなんだよ!!」



そう励ましてくれた麻耶ちゃん。



「はよ。柊。」



教室のドアの前で麻耶ちゃんと話していた私に
声をかけてきたのは朝陽くんだった。



「……おはよ。」


「…お、おはよう…です………」



なんだか普通にできない……

目が合わせられない。



「麻耶ちゃん朝陽くん、ごめんね……」



そう言って私はトイレに駆け込んだ。



個室に入った瞬間に私の頬を涙が伝った。