ーーーーーーー
ーーーー
ーー


「そう。黒薔薇の姫に会ったのね。…………使命か………」


とても広い部屋、家具は少ないもののとても豪華なものばかり、
現白薔薇の長である白百合の部屋。

昨日の王のパーティーが終わり、母である白百合に昨日の話をしにきた。

ふかふかのソファーに座り、ホットミルクを飲む、


「沢山の事を知ったの、黒薔薇の使命や、何故魔法が出来たのか………

いつも日の当たる場所に住んできたから、夜があんなに暗いなんてわからなかったの。

だから考えたいのよ。」


まっすぐな瞳を白百合に向けた。



「まっすぐね、貴方のやりたいようにやりなさい。

もう貴方はただの姫ではないでしょう?この白薔薇の誇り高き一人のはずね。

私は貴方のやる事ならどんな事でも見方よ。」


白音の手を両手でギュッと握る。
心がポカポカする。





「ありがとうお母様。頑張ります。私、この世界のために、」