ーーーーーーー ーーーー ーー ー 「おはようございます姫。」 朝はやくから、ドアの前に立ちお辞儀をする。 「おはようカシベル、昨日はお疲れ様でした。」 いつものような質素な白いドレスに着替えて、支度をする白音。 「今日は以前からアナリバ老師に教えてもらっていた、魔法を使おうと思ってるの、白薔薇の庭園に行くのよ。」 そういってにっこり微笑んで、 パチンっ! 一瞬で姿が消えた。 「いってらっしゃいませ、姫。」