しばらくの月日が経って。 私は、静也君の仏壇に手紙を供えに行かせてもらった。 あの時の返事ーーーは、あえて書かなかった。 静也君が面と向かって私に言ってくれたんだもん。 私もいつか静也君に会った時に、面と向かって言うんだ。 好きだよ。って。 ずっと、あなたのことを思ってたのよ。って。