ケータイ小説 野いちご

不滅のLIAR!

冬の湖。

月日が巡り、寒さ厳しい2月になった。


まだ真夜中のような朝の5時から身を切られる寒さの中仕事を始め、特に冷え込みの激しい日にはごく稀にダイヤモンドダストが現れる。


昇ったばかりの太陽に照らされてキラキラと輝く景色は息を飲むほど本当に美しく、どんなに体がかじかもうが忙しかろうが一瞬時を忘れて見入ってしまう。


まさに見渡す限り全てに細かいダイヤモンドがちりばめられてる感じだ。


例外なく鼻水を垂らす従業員達も、その自然の厳しくも豊かな現象につい手を止める。


でもダイヤモンドダストが出るって事は、俺達にとっては非常にアンラッキーだ。


みんな一様に「そんなに寒かったのか!チキショー!」って思ってるに違いない。



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