ケータイ小説 野いちご

不滅のLIAR!

お仕置き。

これが最後にならない事だけを懸命に祈りつつ、黙々とリンのアパートへ向かう。


やっとお許しが出て会えるのは凄く嬉しい。


でも嬉しく思ってるのは俺だけかもしれない……。


50分かけて辿り着いた時には、二週間分の精神的苦痛も絡み合い、すでにボロ雑巾のような悲惨な状態になってた。


頑張れ俺……!まさにこれからが正念場だ!


駐車場に車をとめ明かりの零れるアパートを見上げると、リンの殺気が部屋から溢れ出してきてる気がする。


「迎えに行って立ち話風に別れを宣言されたら、ドアに足を挟んで押し問答か。そんな俺はさながら愛の取り立て屋だな……。こんな時に上手い事言うわ、俺」


もう何回も泣きそうになってた俺は、少しでもテンションを上げようと独り言を言ってみたけど、我ながらどうにもならずにスルーした。


とりあえず部屋まで行く勇気もないからそのまま静かに電話をする。



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