ケータイ小説 野いちご

不滅のLIAR!

体育座り。

現在、週一ペースで会ってる一人暮らしの彼女のアパートにて、体育座り中。


付き合い始めて約一ヶ月、北海道なのにじっとしてても汗が噴き出すほどクソ暑い8月の夜。


でも俺達のいる家具の少ないこざっぱりした八畳ほどの居間は、空気が張り詰め悪寒がするほど、寒い。


片隅に置いてある真っピンクな扇風機だけが、さっきから虚しくブンブン動き続けてるけど、俺は今激しくあの扇風機になりたい。


ド派手でもいい。虚しくても構わない。首を振る事だけにひたすら熱中したい……。


苛ついたリンが居間の中央にある小型の赤い丸テーブルに右肘を付き、左膝を立てて煙草を吸いながらドッカリと座っている。


……俺はまた、粗相をしてしまった。


「私達の知り合いばっかの合コンだからってさ、私を放置して他の子とイチャつくのってどういうつもり?」



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