【腐男子、ゲーセンへ行く！】
よく学び、よく遊べ。
そんな事を言われても、普通の高校生は遊びたい盛りなんですっ！
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『だ…だめ、だってば…。ばれちゃ…ぁんっ///』
『お前がどれだけ淫乱か見せつけてやれよ』
「やべ…、ニヤニヤが止まんねｗｗ」
朝から電車でニヤつく腐男子、一名。
その名も花宵 聡[ﾊﾅﾖｲ ｻﾄﾙ]。
視線の先は目の前の座席の
男子2人
…―――ではなく、目の前の画面。
まぁ、リアルBLなんて
なかなかお目にかかれないよ。
そんなわけで、使い慣れたスマホで
BL小説やBL漫画をあさっているのだ。
「何見てんだよ？エロ？」
「…。」
「死ね、輝[ﾋｶﾙ]。だってさ。」
「まさにそんな感じの目だな。」
「…いや、眠いだけ。」
「「嘘つけｗｗ」」
隣の友人に見つかりそうになったため
すぐさま、そのサイトを閉じた。
もちろん後から履歴を使って
続きを読むつもりだ。
いいところだったのにな、と
少し後ろ髪を引かれる思いがあるが
まぁ、いい。
