翌朝



薫はスイッチを入れられたかのように目をさました。




寝たり目を覚ましたりの繰り返しだったため、スッキリとはいかなかった。



障子の向こうはまだうっすらと暗い。



右の方を見ると文机に伏して寝ている土方の姿があった。



きちんと布団で寝ていないところをみると仕事が終わらず徹夜をしていたのだろう。



薫は立ち上がり、土方の側にあった羽織をかけてあげた。



薫『徹夜か。大変だな…』





起きたのはいいものの皆が起きている気配がなかった。



なので部屋の外をうろちょろしようと思い立った。



しかし、この格好のままではいけないと思い入れ、土方に言われた通り着流しに着替えた。



今回はTシャツだけ着て。