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薫「団子屋?」


原田についていくと、そこは甘味処だった。


原「ここの団子とか饅頭はすごくうまいんだ。…それにお春ちゃんの笑顔がかわいい(ボソッ」


薫「なるほど。原田さんはここの看板娘さんが好きなんですね」


原「……!聞こえてたのかよ!」


どうやら聞こえていないと思っていたようだ。


薫「なんか、どうでもいいことはきちんと聞こえちゃうんですよねー」


原「お、お前……酷いな……。もういい!ここは、うまいしかわいい!」


意味不明なことを言って中に入っていった。




?「あ、原田さん!いらっしゃい」


笑顔がかわいい女の子が迎えてくれた。
歳は薫より年下だろう。
(ちなみに薫は16歳の高1である)


原「ようお春ちゃん。アイツらにも土産として持って帰るから頼むわ」



そう言って原田は席に座り、机を挟み向か合って薫も座った。