家…。

竜母「竜、隣にいるのって?」

竜「希望。」

竜母「うっそ〜。超かわいい〜。お人形さんみたい。」

竜「希望がびっくりしてるから。」

私が竜母の勢いに押され、竜の後ろに隠れたことに気づいたみたいで、言ってくれた。

理事長「希望ちゃん。そっちのほうが、全然いい。明日、日曜日だから、竜と買い物でも行って、服買ってきたらどーだ?お金の心配はしなくていい。」

希望「そんな、迷惑かけること、できないので、大丈夫です。」

竜「希望。明日、ショッピング行くぞ。」

希望「えっ!?いや、大丈夫だよ。いつもの、服でいるから。」

竜「それだと、すぐフードかぶる可能性あるから、買わないにしろ行くだけ、行く。」

希望「う、うん。わかった。」

竜母「竜も強引ね。希望ちゃん。ごめんなさいね。竜!もっと、気を使いなさいよ。あなた、ファーストレディーって言葉知ってるのかしら?」

竜「知ってる。」

希望「竜のお母さん。気を使うだなんてとんでもないです。私は居候の身です。おかまいなく。」

竜母「駄目よ。もう、希望ちゃんは、家族なんだから。」

希望「家族?」

そっか。こうやって、暖かく出迎えてくれたりしたら、家族なんだ。

竜「そうだ。希望は、もう、家族なんだ」

希望「家族。」

竜「じゃあ、明日な。」

希望「うん。おやすみ。」


私は、部屋に戻った。