竜の家…。

竜「どうか、したか?」

家の前で立ち止まった、私に聞いてくる。




私は光を探して本当にいいのだろうか?
人を信じていいのだろうか?
感情?どんな気持ちをいうのだろうか?
私は人に迷惑と不幸しかわたせない?
なんで、私は産まれてきた?

竜「……み。…ぞみ。のぞみ。」

希望「…っなに?」

竜「手、震えてる。」

希望「気にしないで。しょっちゅうだから。」

竜「なあ、希望が人に触るの大丈夫になったら、俺と手を繋ごう。それまで、俺は希望の手を引っ張らない。」

希望「気を使わせて、ごめん。」

竜「いや、いいんだ。希望がゆっくり、心を開いてきてくれれば。」

希望「ありがとうございます。」

竜「あとさ、同い年なんだから、敬語やめねぇか?希望が敬語がいいって言うなら、別なんだけど。」

希望「慣れたら、敬語やめます。それまでの間です。」

竜「わかった。」