テストも終わり、明日から夏休みになる。


まぁ俺のテストは散々だったがな。






てなわけで、今日は終業式だった。




さっきまで大掃除があって、

涼太やクラスの奴らと騒ぎすぎて俺はうなだれていた。







「あー。疲れたっ」



そんな言葉に花音はクスッと笑った。




「涼太がさー。
ホウキをかかげて俺に襲いかかろうとしてさ!
まじ逃げしちまったよ…」




俺の話を聞き、楽しそうにクシャと笑うと、ノートに何かを書き俺に見せてくる。




〔お疲れ様〕




こいつ…。

可愛いな。





「花音もお疲れ」



俺は花音の頭をぽんぽんっと撫でて、グゥーっと伸びをした。