ケータイ小説 野いちご

光の巫女

第二章 許嫁

「円(マドカ)様、封印の力が弱まっているのは確かな事なのです。早々にご決断を」

蝋燭の灯りだけが照らす一室。

数人の老人と中央にいる少年を包む空気が、段々と凍りついてきているのが分かる。

その中の一人の老人がそう発すると、少年は苦虫を潰したような顔をしながら、老人を睨む。


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