ケータイ小説 野いちご

幕末パノラマ

第一章
刀は人を斬るにあらず





ー・・・


「え?昨夜隊士が一人斬り殺された?」



「はい。」



幕末にきて四日目


只今、屯所の日当たりの良い場所で総司ひなたぼっこ中



まあ、隊士が一人殺されたのにこんなことしてていいのかと思ってしまうが、総司に誘われたのだから仕方が無い



「へえー。」


ただ、他人事のように曖昧に相槌を打つしかない俺



人がこんなに簡単に殺されたなんて実感が湧かない


平成と幕末じゃあ何もかもが違いすぎて何が良くて何が悪いなんてよく分からない



「まあ、そこまではいいんですがね、その隊士を斬り殺した人は..春、貴方と一緒の流派だったらしいんですよ」



「え...」


ごくんっと飲んでたお茶が喉に詰まりそうになる







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